こんにちは、imaiiの
嶋澤です。
皆さんはイマの自分好き??
髪も自分の性格も。。
先日すごく長く来て頂いてるお客様からこう言われました。
「一番似合う髪形にしてください」と。
来ました。美容師にとって最高にうれしいオーダーであり一番むずかしいオーダー。
このオーダーにはきっと深い意味が込められています。聞いた瞬間にいろいろなことを零コンマ何秒で内側に潜んでいる言葉の意味を頭フル回転で想像します。
・イマの気分を変えたいのか?
・いままでのヘアスタイルはあんまりだったのか?
・誰かに似合ってないと言われてしまったのか?
・新しいスタイルに挑戦したいのか?
・はたまた大事な人に会うのか??
などなどなどなど。
こういうのは結構好きなので、もう本当に頭をフル回転させます。
でもお客様ってそんなむずかしく考えてない!?かもしれない。
ただただいつも自分に一番似合うものを提供して欲しいだけだったりします。
長く美容師をやっていればだいたいの同業者はわかると思いますが似合わせとテイストは別物。
似合うスタイルなんて髪の毛3センチあれば長短つけて似合わせられる。
どんな長さだってお顔が小さく見えるようにいろんな対比を使ってナチュラルにバランスよく切れば似合わせることができます。
でもさっきも言いましたが、一番似合う髪形にしてくださいという言葉の本当の意味をどこまでわれわれ美容師が探れるかが大事だと思います。
お客様が来店してきた瞬間から僕は見ています。
洋服とかバックとか靴。姿勢もそうだしメンバーズカードを出してくれる仕草なんかもみたいのです。
そこにはこういう風にカットしたら雰囲気でるだろうなっていうテイストのヒントがすっごいいっぱいあるから。
似合わせは簡単。
少しナチュラルから一歩踏み込んだテイスト作り、例えばフェミニンとかシャープとかをつくてあげる。
この一歩が髪形に命が宿りお客様にハッとしてもらえる。
いつも安定のナチュラルでももちろんいいと思います。
でも髪に命を吹き込んだらきっと一番似合う髪形ができるんだと信じているのです。
一ミリの長さにこだわり一本の髪も計算して作った髪形は必ずその人らしさを引き出し、自信がついて性格もきっと一歩前にでるとおもうんです。